父の入院生活

こんにちは〜。
倫子です。

今回は前回から引き続き、
少し暗い話になるので
苦手な方はご遠慮ください！

前回はこちら

 

 

対処療法で見守る癌生活

医師の判断も頂き
癌への対処はしない事を決めました。

本来であれば前回の、
胃癌切除後に抗癌剤を1年間飲んで
再発防止に努めるはずだったのですが

抗癌剤を飲んだところ
（抗癌剤って点滴だけじゃないんだよ！）
副作用が酷過ぎてやめた経験がありました。

癌処置後1年間服用する
というのは考え方次第で

ある意味気休めという考えもあり

副作用が酷い中、必死に服用したところで
再発しない可能性も再発する可能性も
あるという事です。

そういった中、家族としては

ただただ辛い
しんどい状況で永く生きることより
楽しく生活できることの方が大事だ

と、判断しました。

仕事でも良く聞く言葉
QOL（quality of life）を最優先に
考えました。

3年前にこういった、抗癌剤は
飲まないと決めた経緯もあったし

多分、
先生の見立ててもう先は永くないと

2020年11月17日の時点で

見えていたのかもなぁ。と
今となっては思います。

なので、その日の問診では

もう今後の癌への処置はしないこと
熱が上がったら解熱剤を飲むこと
腰が痛ければ鎮痛剤を飲むこと
次の検査は1月19日にすること
その間に耐えられない辛さがあれば
病院を受診すること

全てを対処療法で切り抜けて
過ごしていきましょう
ということになりました。

癌って痛いかどうかって
本当に人によって違うらしいよ。

抗癌剤も同じく
全然平気って人も
体中痛くなったり
髪の毛抜けたり

人によってやってみないと
分からない

んだって。

だから、
もうどうなるか分からないけど
本人は食事も食べれられてるし
一応部屋の中をかろうじて歩けてるし
お手洗いにだって行けているから

とにかく見守っていくことになりました。

 

施設から発熱の連絡

その後も父は施設でお世話して
頂けているので
会いに行くことは叶わず

12月の19日、
37.９度の熱が出ていると連絡あり。
翌日には下がったけど
21日に酷くダルいとのことで
再度熱を測ると再度37.9度の熱あり。

22日に兄貴が病院に連れて行って
くれることになりました。

 

入院確定

あれよあれよと検査をしていただき
主治医と会話することも出来ぬまま
検査結果から入院が確定。

姉兄のLINEグループに流れる
姉貴と兄貴のやり取り。

姉貴は３回も父の入院手続きをした
経験者なので、二人とも心強い・・・

コロナ禍なので感染の疑い有りで
隔離病棟に入ることが決定。

そんな中、主治医の先生との会話。

延命処置はどこまでしますか？

ん？
出来ることは、
出来る限り
やるもんじゃないの？

と無知な3人姉兄はちょっと困惑

結果、みんなが納得できる答えで
進めたんだけど。

こういうのって、本当に
その立場にならないと知らないことだし
命の問題なのに無知な状態で
向き合わなきゃ行けなくて必死だった。

3人姉兄だったことが、
本当に救いだったと思う。

 

入院生活

翌日23日、コロナは陰性ということで
一般病棟に移ることが出来たんだけど

コロナを外から持ち込まないために
やっぱり面会禁止。

姉貴が入院手続きと
延命処置に対する家族の回答のため
病院に行ってくれて
会えないけど

看護士さんが父に娘さんが来てる
けど、何か欲しいものはある？

と聞いてくれたら

現金１００万円！

ってw

まだまだ冗談言える元気は
あるんだね！

って父らしさを感じました。